半跏趺坐 -hankafuza-

ソウルジェムの濁りきったアラサー第二童貞がココロの平穏を目指す話

渇愛考察1

感情とは
 
寄せては返す波のような
掴もうとしても追いかけても
どうすることもなく絶えず変化する
とりとめのないものである
 
そんなものに振り回されることなく、
ただやり過ごし見送りなさい
 
そう仏陀はいう
 
 
では、感じる心を、感じてしまう心をどうすればいいというのか
それは今、ここにあるというのに
 
飢餓感に似た渇望
 
自意識が作り出した牢獄
 
できれば誰かに壊してほしい
いつだって本当はそばにいて助けてほしかった
 
今の僕には、慌てて呼吸を整えるしかできないんだ
 
 
「特定の感情への執着がなくなれば、あらゆる感情をそのまま受け入れることができるようになる」