ダニやシラミのように体を這い回る雑念
強烈に取り付いてくるような考え事は
少しの坐禅程度では引き離すことができず
かえってうまく心を保てなかった反動で
より悪い方向に意識を強めてしまう
日常生活全てにおいて
朝起きるときから夜眠るまで
視覚 聴覚 嗅覚 触覚 味覚
無受想行色 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法
五感に意識を向け
無駄なアイドリングで消耗することを阻止する必要がある
「ノイズのほうが現実感覚に完全に勝利したとき、人は呆けるのだと思われます」