試練/誘惑
最近では、白血病の罹患を発表した際の池江璃花子選手の発言としても記憶に新しい、
「神様は、乗り越えられない者には試練を与えない」という常套句。
これは上馬キリスト教会のtwitter上での解説で私も知り、驚いたことでもあるのだが、
試練というのは誤訳で、元々のラテン語では「誘惑」くらいの意味合いが適切だという。
苦難にあった人が自らを奮い立たせるのは勝手だが、
間違っても他人への励ましに使うのはやめてほしいと思う。
それは、本当につらいとき、以前の私もこう思っていたからだ。
「試練が、神が与えるものならば、わたしが苦しむことも神が望んだことなのですか?
それがあなたの御心だとしたら、あなたは本当に人の神なのですか?」